2009年11月17日火曜日

アポロ11号

この前実写版サザエさんを見た。
その中でサザエさん一家がアポロの月面着陸をテレビで見ているシーンがあった。

そこでふと思ったのは月面着陸したことで、日本の人々にどんな影響を与えたんだろうということ。
着陸したのは1969年。
当時の日本は発展してきていたとはいえ、まだまだ発展途上だったはず。
空に浮かぶ月に人間が降り立つなんて想像しがたい出来事だったろう。
今でさえ、あそこに人間がいけるなんて不思議な感じだ。

だから当時のテレビやラジオ放送というのは相当に人々に衝撃と夢を与えたはずだ。
特に当時の子どもたちには大きな影響を与えたんじゃないだろうか

そういうことを考えていくと、現代は人々に夢を与えるようなイベントが少ない気がする。
もう宇宙に行ってしまったし、技術的に素人受けするようなものは出尽くしてしまったのかもしれない。
なのでなんか成し遂げてよとかそんな無理なことを言いたいんじゃなくて、
そういったことを成し遂げられるような投資って大切じゃないかということ。
投資で自分にとっての利益だけを追求するんではなくて、
将来的に人々に夢を与えられるようなことにしっかりと投資していく。
それはその時を生きる子どもたちに夢を与える立派な“教育”として機能すると思う。
そういった教育が技術の国 日本の成長力を支えていくことになる。

そして、その教育を成し遂げるのに必要なのはマスコミュニケーションの力だと思う。
なぜなら彼らは大勢の人に、情報をわかりやすく伝えるという機能を持っているからだ。
そんなマスコミュニケーションだが、最近は時代のせいか暗い話題が多い。
しかし、こんな時代だからこそ、人々が明るくなるようなニュースをガンガン届けてほしい。
どうでもいいゴシップなんかに時間を割くより、
その時間を人々が日々希望を持って働けるように、
夢を与えるニュースに充ててほしい。
大体、不況だって、人々が消費すりゃ好景気に近づくわけだから、
不況をあおるようなニュースを出すより、
不況だから好景気になるようみんなで頑張ろうぜくらいな気持ちにさせるニュースを流してほしい。
マスコミは社会の動きを左右するほどの影響を持っているんだから、
いい意味でその影響力を行使すべきだと思う。
マスコミはわが身の利益や視聴率を追うのではなく、
第二のアポロを生み出す努力をしてほしいと思う。

日本のために、国とマスコミ、両者が国民を第一に想うことを切に願う。

終わり

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