「アビエーター」という映画を観ました。
レオナルド・ディカプリオ主演で、ハワード・ヒューズという実際の人物を描いた作品です。
2005年かなんかのアカデミー賞を受賞していたはずです。
(確か作品賞がミリオンダラーベイビーの年。)
ずっと見よう見ようとはここ4,5年思っていたんですが、
なかなかその気にならず、今回やっとみてみました。
長かったけど、おもしろかったです。
大抵、ハリウッドが実際の成功者を描くと、その人物が栄華を極めた後、
ドラッグに走って、凋落し、そしてドラッグ克服して、
最後は幸せになりましたって感じの作品になるイメージがあります。
この映画もきっとそんな感じだろうと予想していたら、そうではありませんでした。
確かに大筋はそんな感じなんですが、
ドラッグは関係なく、
そして、そこまで悪いこともしないで、はめられただけ。
ストーリーの流れとしては大して変わらないのですが、どこが違うのかというと、
彼は最後までヒーローだったということです。
一度、堕ちてしまうと、どうもヒーロー的な印象というのははがれてしまいます。
ところが、彼は最後まで潔白。
潔白とまではいかないけど、まあ、悪い印象はない。
そして最後まで貫いた彼の飛行機への想い。
飛行機への想いだったのか空を飛ぶことへの想いだったのかわかりませんが、
ただひたすらに、その純粋な想いが観ていた僕を動かしました。
最後に、聴聞会で彼が飛行機への想いを語ったスピーチには聞き惚れてしまいました。
思わず、拍手してしまったほどです。
バガボンドにおける宮本武蔵、メジャーで活躍するイチロー、そして今回の主人公ハワード・ヒューズ
何か一つのものに、すべてをささげるというのはとても美しい。
彼らのような生きざまには敬意を払わずにはいられません。
自分も人生を振り返った時にそんな生き方ができたと思えるよう精進していきたいと思います。
そいじゃ
0 件のコメント:
コメントを投稿