2009年8月2日日曜日

7月に読んだ本













「新版MBA マネジメント・ブック」

グロービスがいっぱいこのMBAシリーズを出してますが、
そのうちの一冊です。
ブックオフで500円だった時に買いました。
まあ、これは一つヴァージョンが古いんですが、
それでも500円ならいい買い物だったと思います。
で、これは読み始めたのは4月で相当前なんですが、
難しいので読み終わるのにえらく時間がかかりました。
書いてある内容は
・経営戦略
・マーケティング
・アカウンティング
・ファイナンス
・人・組織のマネジメント
・IT
・ゲーム理論+交渉術
一番手こずったのがファイナンスです。
今まで勉強したことがないというのも大きかったですが、
それでも難しかったです。
ゲーム理論もよくわからなかったのでまた別の本で勉強したいと思います。
この本はおそらく上記の分野においての基本的なことが書いてあるんだと思います。
現にマーケティングはけっこう知ってることが多かったです。
なので基礎を学んだり、最初の教科書としては適切かもしれないです。
これは売らずに自分の参考書としてとっておこうと思います。













「学問のすすめ 自分の道を自分で切りひらくために」

これに関してのレビューは別にいいかと思います。
以前ちゃんと書いているので。
なのでレビューを読みたい場合はここを参考ください。













「任天堂 “驚き”を生む方程式」

これはブックオフで500円で買いました!
出たばっかりの本なのでとてもラッキーでした。
任天堂について書かれた本は少ない
       +
DSやWiiなどのヒットを連発して話題を呼んでいた
などの理由から任天堂はずっと気になっていました。
それで読んだのですが、自分は任天堂をゲーム会社として見直しました。
いろいろ任天堂に関して誤解していた部分が多かったんだなあと思います。
SCE(ソニーコンピュータエンターテイメント)に関して劣るとの認識を抱いていたので
余計にでした。
ゲーム会社に興味はないけれど、これを読んで任天堂の会社で働きたいとさえ思いました。
任天堂に興味がある方は是非読んでみてください。
興味ない方はまあ、別にいいと思います。
めっちゃ勉強になるかと言われるとそうでもないので。
ただ、本としては非常によかったです。













「五輪書―サムライたちへ」

バガボンドを読んだり、禅を勉強したりしていたので
五輪書は精神面を鍛えるのに役に立つのではないかと思い、
買いました。
本自体は非常によかったです。
この本は五輪書を現代に当てはめながら、
今の生活に応用できるように書かれています。
そして、武蔵の魂を感じるような美しい写真も数多く添えてあるので
かなり楽しめました。
しかし、逆にいえば、現代応用できるような形にしているがために、
初めて五輪書を読む自分としては五輪書が一体どういうものだったのかということがわからず失敗でした。
五輪書のすべてが書いてあるわけではありませんし、
原文も一部ついてはいても訳がついていません。
そういった意味で初めて五輪書を読む人向けではありませんでした。
これは普通の五輪書を読んだ人が二冊目として購入するのがよいのだと思います。
ただ、今月ちゃんとした五輪書の方も読んだので、また読み返したくなる本ではあります。
写真もきれいなので買ってよかったです。













「茶の本」 by 岡倉天心

これはバイリンガル本で英語と日本語両方のっています。
もともと英語で書かれた本らしいのでちょうどいいかと思って、
バイリンガル本を買いました。
茶道とは何かということを期待して買いました。
多分、存分にそのことに関して応えてくれていたんだと思いますが、
なんというか、書いてあることが詩というか、なんというか、
小説のような書き方がされていたので、説明しているのかどうか分からない部分も多かったです。
ただ、集中して読むと、茶道というものの精神性、感じ方というものについて説明されていたんだと思います。
だから必然的にその感覚を伝えるために、多少変な書き方になったんだと思います。
英語の部分はまだ読んでないのでそのうちもう一度読もうと思います。
あ、この本は歴史みたいな部分も入ってるのでそのへんはめんどくさかったです。













「ヒューレット・パッカードのグローバル戦略と日本市場 健全な合理主義が会社を救う」

HP(ヒューレット・パッカード)について知れるかと思い、購入しました。
HPは名前こそよく聞くもののどういう経営をしてるのかとか、どういう会社なのかとか全くといっていいほど、知りませんでした。
だからそういう部分を知れるかと思って、購入したんですが、
この本は米HPからの視点ではなく、日本HPの視点から見た日本市場、そしてグローバル戦略でした。
グローバル戦略に関しては、確かに、HP全体としての視点が入っています。
しかし、自分が望んでいたような米HPからの視点が少なかったので、自分にとっては、あまりおもしろくありませんでした。
ただ、やはり世界のHPですから、勉強になる部分は多かったです。
あと、最初の始まりの章のミニノートPCに関しての話は興味を引かれました。












「最強の投資家 バフェット」

いつか投資をしたいなあとは考えているので、
バフェット関連の本も買ったりしてみたわけですが、
今回はバフェット本人がどのようにお金持ちになったかのストーリー本を買ってみました。
やはりこういう人の本を読むのはおもしろいです。
やはりバフェットは小さい頃から考えることが違ったんですね。
すごいです。
これはここでいろいろ説明してもしょうがないので、
バフェットに興味がある人はとりあえず、読んでみてください。













「禅は無の宗教」

福島慶道という方が書いています。
この方は東福寺に勤めていらっしゃるようなので、
今度法話を聞きに行こうと思っています。

以前、自分は「道元『禅』の言葉」という本を読んだのですが、
禅の言葉だけで、禅とは何かとかそういったことにはあまりこたえてくれていませんでした。
そこでこの本を見つけて読んだのですが、
かなり望むことが書いてあった上に非常に勉強になりました。
無心とは何か?ということについて書いてあったあたりは特に印象に残っています。
あと、禅の修行についても書いてあったのですが、自分の想像を遥かに超えるレベルでした。
特に、臘八大摂心(ろうはつおおぜつしん)という修行は一週間を一日とみなして、一週間ぶっ続けで(寝ないで)座禅するらしいです。
(他にも禅問答的なこととかいろいろするらしいけど)
普通に倒れる人もいるらしいです。
ちなみに、ネットで調べてたら一般の人も参加できそうなとこあったんですけど、
さすがにそこまでの勇気はないです。
まあ、とにかくこの本はとてもためになりました。
精神的に不安定な人は読んでみてはどうでしょう。
あと、心を鍛えたいという人も。














「新約『五輪書』宮本武蔵を読む」

こっちが普通の五輪書の訳が載ってる方です。
この本は五輪書の訳と原文がついているだけでなく、
著者の(五輪書や宮本武蔵に対する)意見も最初に書いてあるので
なかなかいいです。
五輪書はやはり剣について語っているのですが、
おもしろかったです。
どうおもしろかったのかと言われると、あれなんですが、
いろいろと現代に応用できることが多く、
ためになると思いました。
なぜなら宮本武蔵の二天一流は非常に柔軟な考え方を基に考えられており、
その柔軟性はどんな場面にも応用できるからです。
言っていることの一つ一つは剣に関することばかりですが、
付きつめてコンセプトを理解すれば本当に自分の身になります。
暇があれば、是非どうぞ。












「書店ほどたのしい商売はない」

書店というビジネスにけっこう興味があって、買いました。
予想外だったのはこの本がインタビュアーとの対談形式ですべて書かれていたことです。
要は全ての文章は会話。
だからわかりやすくはあったんですが、深さが少し物足りないかなという感じです。
ただ、書店、出版社、取次店(←これはよくわからない)、の関係性というものと
その中における書店の不遇な環境は非常に理解できました。
読んでておもしろかったパートは書店における本の並べ方や配置、商品の取り揃え方、
そして同じ本でも発売時期によって、本のポジション変化でした。
ポジションは書店における棚の場所という意味ではなく、
ビジネス上の商品としてのポジションということです。
要はそれによって商品としてどう育てていくかが変わってきたりします。
書店は単なる小売業よりさらに奥が深いものだということをかなり知ることができました。
また、これからの時代、中小規模の書店はかなり厳しい戦いを強いられることになるということも痛いほど感じることができました。
逆に、書店の大規模化、一部の企業による寡占化が進んでいけば、
そこにまた新たなチャンスが生まれるのではないかなとも思いました。
この本は自分に新たな考えを与えてくれたので読んでよかったです。


さてさて、今月は読んだ本がついに10冊でした。
ビジネス書の比率がずいぶん下がってるけど、まあ、いいでしょう。
ビジネスばっかに凝り固まっていても新たな発想は生まれませんしね。
今月(8月)は学校の図書館から本を借りてきたのでそっちを集中的に読もうと思います。
やっぱり卒業するまでにできるだけ図書館を活用したいしね
         &
図書館に高い+読みたい本がいっぱいあるしね。
てことでいろいろ分厚めの本を借りてしまいましたが、
頑張って読みます。
冊数は今月より減るかもしれないですね。
そいじゃ、今月もしっかりやります。

またね

4 件のコメント:

akiP さんのコメント...

ゲーム理論は経済学ではかなり簡単なやつだからちゃんとした参考本とか見たらたぶん30分もかからず理解できるわ うん

メールでも説明できるレベルかもしれんから今度時間あったら送るわ

akiron さんのコメント...

昨日、エチカのなんとかっていうテレビ番組であるユニークな書店の紹介してたよ。
読書のすすめっていう書店なんだけど、新書とかは売ってなくて、店主が客の悩みとか相談とかを聞いて1冊の本を選ぶんだって。
恋愛相談なのにビジネス本を出してきたときは大丈夫かと思ったけど、ホスピタリティは恋愛にも必要みたいなことを言ってて、この人はすごいなと思ったよ。
よかったら調べてみて!!
清水克樹さんて方だよ。

chigi さんのコメント...

あきP
ゲーム理論、メールで書けるほど少ないの!もっといろいろあるのかと思った。まあ、そのうち、ゲーム理論のやつなんかしら読もうかと思うわ。
暇があって送ってくれたらうれしいけどね。

chigi さんのコメント...

あき
読書のすすめか。調べていくわ。場所は東京かな?
てか、やっぱそういう店舗はあるんやな。開業するならそういう感じの本屋の機能を備えた本屋にしようと思ってただけにちょい悔しいわ。やはりもっとアイデアをため込まねば!
教えてくれてありがとう