2009年3月4日水曜日

2月に読んだ本

























「現代の経営(上)+(下)」
原題「The Practice of Management」
著者 ピーター・ドラッカー
ピーター・ドラッカー エターナルコレクションの2、3巻です。

はい、これは難しい本でした。
一応、経営学のベーシックらしいんですが、
(まあ、そうだよね)
言ってることが難しくて、いつもみたいにすらすら読んでたら
頭に入ってないって状態が何度もありました。
多分、自分がビジネスの世界に参加したことがないのが一因だと思います。

で、内容なんですが、僕はこの本を読んで改めて「経営とは人である」と思いました。
経営というより「組織とは人」って感じかな。
おもしろいのが経営っていうとマネジメント的なイメージが強くて、
ついつい生産システムやビジネスモデルなどの経営の仕組みに目が行きがちな気もするんですが、
これは本(上下巻合わせて)の大半を人について書いてあります。
全体で、約540ページあるんですが、その400ページくらいは人について書いてあります。
ずっと人について語りっぱなしです。
経営管理者はどうあるべきだ、人々の仕事への動機付けなどいろいろ書いてあります。
おかげで僕はこの本を読んで、人事の仕事にも多少興味がわいてきました。
社会に出てる人は読むべき必読の一冊ですね。
特にすでに部下なんかを持っちゃってる人は読んでおくといいと思います。
上司の在り方的な内容も含まれてますし。

ああ、でも読むときは図書館で借りるのがオススメです。
なぜならこの本一冊1800円くらい。
しかもこのエターナルコレクション全18巻くらいあります。
死ぬ><
キヤノンの御手洗会長は学生時代これを読みあさってたらしいです。
さすが。
また、しばらく別の本読んで、またそのうちこれの4巻とか読みます。
非常にためになる本です。

あ、ちなみにこれは60年くらい前に書かれた本ですが、
言ってることは現代で通用するどころの話じゃないです。
今、まさに問題になっている年金問題など
年金システムの崩壊なんかもこの人は予測しちゃってます。
すげーです。
これはビジネスの世界に生きる人は死ぬまでに読まなきゃいけない本です。
読みなさい。













「ホスピタリティの教科書」

著者がリッツカールトンなんかで働いていた経験を活かして書いた本です。
非常に読みやすくて、わかりやすい本です。
しかし、あくまで勘違いしないでほしいのはホスピタリティの教科書であって、
ホスピタリティ・マネジメントの教科書ではありません。
僕は教科書というくらいだから後者を期待して買ったんですが、失敗でした。
視点としては経験から書かれてるので非常にミクロレベルでの話です。
すごい極端に言うと、お客様はこうしたら喜ぶみたいな話。
おもてなしの心とは!みたいな本。
ホテル経営の本じゃねえ。
だから実際、ホテルとかで働いてたり、アルバイトしたりしてる人はかなり役立つけど、
勉強として読むには正直物足りない。
2,3時間で読み終わるし。
日常生活で活かせるから別に読んで後悔したとかそのレベルじゃないけど、
単に自分の期待と違ったって話。

別にホスピタリティなんかに興味はないんですが、
外大ではホスピタリティ大好きみたいな人間が多いので
そんなに騒がれるホスピタリティって何ぞやって感じで買った本です。
だからこの本じゃよくわからなかったのでもう何冊か読んでみる予定です。
友達(後輩ですが)でこれをまじめに勉強してるやつがいるので
聞いたところよさげーな本を紹介してくれたので
アマゾンで価格が落ちてそん時に買うか、
読む本がなくなったら図書館で借りて読みます。

ただ外大生が騒いでるホスピタリティってのは
ホスピタリティであって、ホスピタリティマネジメント的なものではない気がしました。
ホスピタリティマネジメントはマーケティングの中の一部のものだと自分は解釈してるのですが、
ホスピタリティといって騒いでるやつでマーケティングを勉強してるやつを
その友達以外見たことがないので、多分そうだと思います。
まあ、ちゃんとやってる人もいるんでしょうけどね。

とりあえず、今月は3冊しか読めませんでした。
最後の方によんでたのは2月中に読み終わらなかったので
来月に計上します。
目標の12冊は今月に関して言えば、限りなく遠かったです><

今月の反省点は、時間を作れなかったこと。
今月は就活三昧で、エントリーシートにほとんどの時間を使ってしまいました。
しかし、エントリーシート書いてる間、けっこう無駄な時間が存在するのでそれを濃密な時間にして、
短期集中でしっかりやれば、時間は作れるんじゃないかと思いました。
その分、睡眠時間にあてると思いますけど^^;
短期集中でいえば、読むときもそう。
集中して読まないからドラッカーさんの本は二度手間になってしまった。
あれは普段の倍以上の時間を費やしたと思う。
同じ文章を二度も三度も読み直したから。
それを最初から集中して読んでいれば、もっと早くよみおわっていたかもしれない。

だからそういうことを踏まえて、今月(3月)の目標は
「集中力を磨く」
昔から集中力というものがなかった自分、
数学とかはまれるものにはめっちゃ集中するのですが、
なんか教科書読むとかめんどくさいことには
ぼ~っとしてしまったりする。
だからそういうのは社会に出てからも残業のもとになるし、
非効率だし、改めていく必要があると思う。
頑張ります。
来月こそは夢の12冊を!!
そして健全なる生活を!!

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